高市早苗首相が17日に実施する内閣改造に合わせ、閣僚の担務の再編を検討していることが分かった。親和性が高い政策を同じ閣僚に担わせ、司令塔機能の強化を図る。政権内では人工知能(AI)戦略担当相とデジタル相の兼任案が有力視される。防災担当相と復興相を兼ねる案も浮上する。複数の政府関係者が11日明らかにした。
司令塔機能の強化で、AIを使って意思決定や業務の進め方を根底から見直す「AIトランスフォーメーション(AX)」など、政権が掲げる政策を推進する姿勢をアピールする考えだ。政府高官は「各政策の指揮系統を整理し、政策を加速させる」と態勢強化の必要性を強調した。
AIの研究開発の指針となる基本計画は現在、AI戦略相を兼務する小野田紀美経済安全保障担当相が所掌する。一方、行政機関でのAI使用拡大は松本尚デジタル相が担っている。政府、与党内では、生成AIなどの技術革新に対応するため、両担務の集約化の重要性が指摘されてきた。
政府内には災害発生から復旧・復興までを一体的に担える態勢を求める声も根強い。






