長野県伊那市・大鹿村境の南アルプスの山中で今夏、シカの大群が確認された。温暖化の影響で、標高の高い地帯にも生息域を広げているとみられる。高山植物が食べられたり、踏み荒らされたりする被害が確認され、大鹿村農林振興係の担当者は「これほど多いと生態系への影響が心配だ。隣の静岡県や山梨県に移動することも考えられる」と懸念を示した。

 東邦航空(東京)が8月、標高約1900メートルの樹木がまばらな山肌に密集したシカの群れをヘリコプターから撮影。交流サイト(SNS)に投稿したところ話題となった。