19日開幕の愛知・名古屋アジア大会に参加する北朝鮮の金日国体育相が17日、中部国際空港(愛知県常滑市)に到着した。日本政府は核・ミサイル開発などへの独自制裁として北朝鮮籍保有者の入国を原則禁止しているが、スポーツ交流では例外的に認めてきた。北朝鮮閣僚の来日は同氏が2018年に東京を訪れて以来約8年ぶりとなる。

 開会式などに出席する見通しで、日朝関係が膠着する中で動向に注目が集まりそうだ。

 北朝鮮は今回、日本開催のスポーツ大会では過去最大規模の約180人の選手団を派遣する。先行してサッカー男女代表が11日に入国。初戦で女子はバングラデシュに大勝、男子は中国に敗れた。

 高市早苗首相は金正恩朝鮮労働党総書記との会談を含む「あらゆる選択肢」を排除しない構えを示している。北朝鮮は、金日国氏が大会参加のため平壌を15日出発したことを国営メディアが伝えた一方、日本の防衛政策を巡る批判も強めており、対日政策に変化はない。

 金日国氏は中国経由で日本へ向かった。