ANAスーパーフライヤーズカード

 全日本空輸が搭乗実績の多い上級会員に発行するクレジットカード「ANAスーパーフライヤーズカード(SFC)」の特典の対象者を絞る改定に批判が集まり、再検討する事態となっている。一度入会すれば、食事を無料で楽しめるラウンジへの入室権が永久に得られるが、会員が増え混雑が常態化し経費も増大。線引きは難しく、今月末にも新たな条件を示す。

 全日空は4月、混雑解消を理由に、空港ラウンジを利用するにはSFCの資格があったとしても年間カード決済額300万円以上の条件を設けると発表した。2028年度から適用する方針だったが、交流サイト(SNS)では多額の決済に批判が殺到し、6月に条件の再検討を表明した。

 全日空は1986年にSFCを導入し、顧客を自社サービスに引き込む大きな原動力としてきた。SFC入会には、搭乗すると付与されるポイントをためる必要があり、達成するために「修行」と呼ばれるポイント稼ぎの搭乗をする人も多い。

 兵庫県宝塚市の経営者団弘志さん(68)は「長年の利用者は優遇しても良いのでないか」と話した。