愛知・名古屋アジア大会の自転車女子個人ロードレースが22日行われ、アフガニスタンのファリバ・ハシミはゴール前、中国選手とのデッドヒートに競り負けたが、ガッツポーズで喜んだ。銀メダルを首に下げ「特別な感覚。ずっと夢見てきた」と声を震わせた。
駐留していた米軍が5年前に撤退し、イスラム主義組織タリバンが統治するアフガンでは、女性の教育は制限を受け、スポーツをすることは許されていない。今はイタリアに住むファリバ。前日の夜、母国に残る女性から「夢を諦めずに、私たちのために戦い続けて」とメッセージをもらったという。「同じ夢を持つ何百万の女性たちが前に進む力を与えてくれた」と述べ、迫害を受ける女性を代表し、自由を求めて戦う意味を強調した。
競技を始めた時、母国で女性が自転車に乗ることは受け入れられなかった。女性と認識されると暴力を受ける可能性があり「練習の時はいつも男性の服やマスクを着用して襲われないようにした」。大きな石を投げられ、暴力を受けたこともあるといい「いつか撃たれて殺されるかもしれない」と、亡命を決意した。









