米中首脳会談に合わせ実施された中国への抗議活動に参加する民主活動家の王丹氏(手前右端)ら=24日、ワシントン(共同)

 【ワシントン共同】米ホワイトハウスで米中首脳会談が開かれた24日、首都ワシントンで中国共産党・政府の抑圧的な統治に抗議する活動があった。参加者は習近平国家主席に「退陣せよ」と連呼。習氏を支持する親中派の集団と衝突し、警察が介入する場面もあった。

 ホワイトハウス東側の路上に中国から亡命した民主活動家らが集まり、中国で拘束されている政治犯の釈放を訴えた。1989年の天安門事件で弾圧された民主化運動の当時の学生リーダーで、この日の活動を呼びかけた王丹氏は「中国では抗議の声が習氏の耳に届かない。だからこそ訪米に合わせて声を上げる責任がある」と語った。

 習氏を歓迎して中国国旗を掲げた集団が近づくと、参加者の一部が罵倒し、もみ合いになった。警察が双方を引き離し、一時騒然とした。

 ホワイトハウス北側の広場前では中国の少数民族ウイグル族の米国在住者らが抗議デモを開催。収容施設で思想教育を受けているとする同胞らの写真を掲げ、中国政府の抑圧を非難。「ジェノサイド(集団殺害)」だと声をからした。