【ニューヨーク共同】米IT大手グーグルは1日までに、ソフトウエアの脆弱性や欠陥を自ら発見し、修正する能力を高めた人工知能(AI)の新たなモデル「ジェミニ4アルゴン」を発表した。AIの暴走への懸念が強まる中、サイバー攻撃や化学・生物兵器への悪用を狙う指示を拒む仕組みを強化した。

 安全性を確認するため、当初はサイバーセキュリティーを担う企業などに限定して提供し、順次対象を広げる。ソフトウエアの脆弱性を自律的に見つけ出し、検証から修正までを一貫して処理できるという。

 また、ソフトウエア開発や企業の財務、法務といった専門分野での実用性も高めた。利用者は膨大な関連資料を読み込ませて多角的な財務分析をさせたり、複雑な法務文書などの調べ物や文書の下書きの作成を任せたりすることができる。

 複雑で時間のかかる作業でも処理を続けられるようにした。長時間の動画から特定の場面を探し出したり、専門的なグラフを読み解いたりするなど、視覚情報の理解を伴う作業もこなす。