【ニューデリー共同】イスラエル行きの旅客機で、副操縦士に襲われて重傷を負ったインド人機長が2日、インドのモディ首相と電話し、緊迫した機内の様子を振り返った。「命がけだった。もし勇気を出さなければ170人の乗客が命を落とすことになると悟った」と語った。モディ氏は多くの命を救った機長を称賛した。インドメディアが報じた。
機長はスミット・マッチャール氏。報道によると、サウジアラビア上空でオマーン人副操縦士に刺された後、操縦室のドアを開けた。中に入った乗客らが副操縦士を取り押さえて急降下する機体を安定させ、緊急着陸したとされる。乗客174人は無事だった。
スミット機長はモディ氏との電話で、刺された直後に「機体が降下していくのを感じた」と振り返った。長年の経験から機内の状況を把握できたとし「私にとって最後の数秒になると分かっていた。それでもはいずり回った」と話した。危機の中、ヒンズー教の祈りを唱えていたという。
スミット機長は現在、アラブ首長国連邦(UAE)の病院で治療中。







