【ワシントン共同】米連邦準備制度理事会(FRB)が10月27、28両日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)で、9月会合に続いて政策金利の引き上げを決めるとの観測が後退している。インフレ指標が下方修正となったほか、就業者数も伸び悩んだため、市場が織り込む利上げ確率は1週間前の6割程度から2割程度に下がった。
米労働省が2日公表した9月の雇用統計によると、景気動向を敏感に示す非農業部門の就業者数は前月から2万9千人増となり、9万人程度の増加を見込んだ市場予想を大幅に下回った。8月の就業者数も16万2千人増から13万3千人増に引き下げられ、7月も2万1千人増から1万人減と下方修正した。
米商務省が9月30日発表した8月の個人消費支出(PCE)物価指数の前年同月と比べた上昇率も3・4%と、市場予想の3・7%を下回った。年次改定で過去数カ月分の指数も下方修正されており、考えられていたほどインフレ圧力が強くなかったことを示した。





