陸自健軍駐屯地で公開された「25式地対艦誘導弾」の装備品展示=3日午前、熊本市

 政府が「反撃能力」の名称で導入した敵基地攻撃能力の行使を担う長射程ミサイル「25式地対艦誘導弾」の装備品が3日、熊本市東区の陸上自衛隊健軍駐屯地で一般住民向けに公開された。配備前の3月に、熊本県の木村敬知事らに限定して公開していたが、一般向けを対象にするよう声が上がっていた。

 25式は約千キロの飛翔が可能で、中国大陸沿岸部の一部が射程に入る。防衛省は、自衛隊と米軍が今月実施する共同統合演習「キーン・ソード」で、大野原演習場(長崎、佐賀県)に展開すると明らかにしている。大規模演習での展開は初となる。

 駐屯地の整備所に、25式の発射機や弾薬運搬車など4両が並び、第5地対艦ミサイル連隊の中隊長が参加者に装備品の概要を説明した。午前の部は約80人が参加し、写真を撮ったり、隊員に質問したりしていた。

 3月の公開では、木村知事や大西一史市長、地元の自治協議会長らを駐屯地に招き、発射機などを展示し説明していた。今回は熊本市民や市内に通勤、通学する熊本県民が対象。