大阪高裁

 ストライキで相手を怖がらせて解決金を脅し取ったとして、生コンクリート製造会社の協同組合への恐喝罪などに問われた「全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部」の幹部ら2人の控訴審判決で大阪高裁(飯島健太郎裁判長)は5日、いずれも無罪とした一審京都地裁判決を支持し検察側控訴を棄却した。

 2人は前執行委員長の武建一被告(84)と現委員長の湯川裕司被告(53)。2013〜14年、同支部の労働組合員7人が在籍していた会社の解散に当たり解決金支払いを請求し、生コン出荷を阻止するなどして怖がらせ、協同組合から1億5千万円を脅し取ったなどとして起訴された。

 飯島裁判長は判決理由で、ストライキについて「多人数で実力行使をして生コンの出荷を阻止したり、威圧的な言動を行ったりしたとは認められない」とした昨年2月の一審判決を踏襲し、恐喝には当たらないと判断した。

 検察側は一審判決の事実認定は誤りだと主張したが、飯島裁判長は「(一審の)判断は正当で、不合理ではない」として退けた。