【キーウ共同】ロシアがジェットエンジンを搭載した高速無人機を攻撃に多用し、ウクライナが対応に苦慮している。迎撃が困難で、首都キーウなどへの攻撃で市民の犠牲が拡大。ウクライナは新たな対空装備の開発を急ぐが、十分な迎撃態勢を確立できるかどうかは見通せない。
ウクライナのゼレンスキー大統領は4日、ロシア軍が直近1週間で攻撃に投入した無人機約1900機のうち、約900機が高速無人機だったと指摘した。従来型の無人機の迎撃率が9割前後に上るのに対し、高速無人機は5〜6割にとどまるという。
従来型の無人機に対しては安価な迎撃用無人機が威力を発揮しているが、高速無人機はF16戦闘機が機関砲で撃ち落とすなどしている。ただ大量の弾薬が必要で、ゼレンスキー氏は弾薬確保が「非常に難しい」として欧米各国に協力を求めた。
ウクライナも対空装備の開発に注力。空軍は5日、人工知能(AI)を使って標的の探知などを自動化した機関銃で、高速無人機の撃墜に成功していると明らかにした。ただ射程が比較的短いのが課題だという。








