企業への不正アクセスによる個人情報の漏えいが連日発生する中、攻撃は先端の人工知能(AI)を駆使してシステムにほころびがある対象を無差別に狙った可能性があることが9日、専門家らへの取材で分かった。ブックオフグループホールディングスは最大約643万件の流出を公表。政府は企業や自治体のトップが対策強化を主導するよう要請した。AIの開発と規制の議論にも一石を投じそうだ。
攻撃された業種は多岐にわたっており、法人向けセキュリティーを手がけるNTTドコモビジネスの小島克重社長は「先端AIの影響が一番大きい。従来は人間が対象を選んでいたのが、機械がランダムに攻撃している」との見方を示す。
古川俊治サイバー安全保障担当相は9日の閣議後記者会見で「迅速な脆弱性対策、漏えいした情報の悪用を防止する対策などについての強化を要請する」と語った。







