前回からの続きです。
 「真贋見極めポイントその③」からとなります。
 今回はやや長くなるかもしれません。
 それ話が違う、と思われるかもしれませんが、長くなる時は、長くなるものです(笑)

③時間に耐え得るか
 少し表現が堅いですが、情報の鮮度の話です。
 これは、指向が短期投資なのか長期投資なのかによっても感じ方が変わってきますが、ともかく話を進めていきましょう。
 
 昨年末からこの年始にかけて、大手証券会社をはじめとする金融機関トップの方々が、毎年恒例の2026年の日経平均株価の高値予想をされていましたが、粗いながらも、これも情報の一つとしていいでしょうか。
 そのレンジは5万8000円から6万2000円といったところでした。
 昨年末の日経平均株価が5万円台に乗せて終わっていたところからすると、年間2割前後の上昇率の予想ですから、無難といえば無難な水準です。

 そして、その根拠といえばこうでした。
 ポジティブ要因・・・企業業績の拡大、脱デフレ、物価・賃金の上昇サイクル、海外機関投資家の買い期待
 ネガティブ要因・・・米国の景気失速や予想外の金利上昇、AI・半導体関連株の銘柄選別化、急速な円高進行、地政学リスク

 で、結論からいうと既にご承知のとおりで、半年も経たない5月に早々と6万2000円を突破して、それどころか7万円も突破していて、というのが現時点です。

 年初の予想そのものは、すでに「情報」ではなく、ところが、そこに要因として挙げられていた材料のいくつかは、半年後の今もなお生きている、というその違いにここは注目してください。
 予想は古くなっても、予想を支えた「ものの見方」まで古くなるとは限らない・・・ここが、情報の「時間に耐え得るか」を考えるときのポイントです。

 つまり。
 情報には鮮度が短く終わってしまうもの、長く続くものがあって、長期投資を志向する場合には...