釧路駅で出発を待つ、JR北海道の観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」=10日午前

 JR北海道の釧網線釧路―塘路間で釧路湿原の中をゆっくり走る観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」が10日、ラストランを迎え、釧路駅で出発セレモニーが開かれた。1989年から運行し人気を集めたが、車両の老朽化のため37年の歴史に幕を下ろす。

 「ノロノロ走るトロッコ列車」が名前の由来で、見どころでは減速し、展望客車の大きな窓から釧路湿原の風景や野生動物などを間近に見られる。同社によると、乗客が少なく単独では維持困難とされる赤字区間の釧網線を春から秋にかけて走り、集客の柱として活躍した。ラストランの指定席券は発売日に完売した。

 最後まで車両を楽しんでもらおうと、17日には撮影会を計画している。来年からは、釧網線釧路―知床斜里間で新しい豪華観光列車「赤い星」が運行予定。