【イスラマバード共同】パキスタンのザルダリ大統領は11日、北西部カイバル・パクトゥンクワ州に非常事態を宣言した。武装勢力によるテロが相次ぎ治安が悪化する中、州政府が十分な対策に取り組んでいないと主張。州政府の権限を停止し、連邦政府を代表する知事の管轄下に置く措置に踏み切った。

 シャリフ首相は11日の閣議で、同州政府が「テロとの戦いから意図的に手を引いている」として非常事態宣言を勧告し、大統領が承認した。

 同州では収監中のカーン元首相が率いる野党パキスタン正義運動(PTI)が州政権を担う。PTIはカーン氏の釈放を求めて首都イスラマバードへの抗議デモを計画。州首相は10日、PTI支持者に行進参加を呼びかけていた。