冠水した千葉市中央区のアンダーパス。立ち往生した車が水に漬かっていた=8月

 全国の都道府県庁所在地にあるアンダーパスで、過去約10年に少なくとも80カ所で車両の水没事故が起き、134台が巻き込まれていたことが11日、共同通信のアンケートで分かった。事故は33都道府県庁所在地で発生。8月の千葉豪雨で2人が死亡したようにアンダーパスの危険性が改めて浮き彫りとなった。費用のかかるハード整備に限界がある中、国や自治体が対策を進めている。

 共同通信は9〜10月、都道府県庁所在地のアンダーパスを管理する国、都道府県、市(東京都は新宿区)にアンケートを実施。過去約10年の、車両が水没して動けなくなった事故数や冠水による通行規制件数、安全対策などを尋ね、全104管理者から計866カ所について回答を得た。

 各自治体でデータが残る年数が異なるため単純に比較はできないが、最も車両数が多かったのは秋田市内の計5カ所で14台だった。冠水により通行を規制したことがあるアンダーパスは42都道府県の311カ所。全体の36%で実施されていた。