【キーウ共同】ロシアが構築を進めている衛星通信サービス「ラススベト(夜明け)」の衛星に中国製電子部品を搭載して量産態勢に入った可能性が高いことが、ウクライナ軍が入手した情報で12日分かった。軍関係者が共同通信に明らかにした。侵攻を受けるウクライナは、ロシアが通信網を完成させて軍事利用すれば戦局に大きく影響するとして警戒を強めている。
ロシアは年内か来年初頭にも運用を開始する可能性がある。ウクライナ領内で衛星通信網を利用すれば、機体からの映像を見ながら操縦する一人称視点(FPV)無人機を広範囲で遠隔操作できるようになる。現在は前線周辺の使用に限られている。ウクライナ軍関係者は「衛星と無人機が結び付けば、世界全体にとって深刻な脅威になる」と警告した。
ラススベトは米スペースXの「スターリンク」への対抗が目的とされる。ウクライナ軍は、ロシアが昨年から衛星部品に中国メーカー、上海復旦微電子の集積回路(IC)などを取り入れ、量産を始めたとする情報を得た。







