弘前大(青森県弘前市)と日本外科学会は14日、高度な技術を持つ医師がロボットを遠隔操作して離れた場所から手術を支援する「遠隔手術」の国内初となる臨床研究を8月から開始したと発表した。外科医不足や専門医の偏在への対応策と期待される。この日までに、青森県内の約30キロ離れた二つの病院の医師が共同で、大腸がんの患者5人の手術を無事に終えたと明らかにした。
同日記者会見した日本外科学会遠隔手術実施推進委員会の森正樹委員長は「外科医療での地域格差をなくすことが最大の目的だ。2年程度で実用化を目指したい」と話した。
臨床研究は弘前大病院とつがる総合病院(同県五所川原市)の消化器がん患者が対象で、医療メーカー・メディカロイド(神戸市)の手術支援ロボット「hinotori」を利用。患者がいる手術室でロボットを操作する医師の手術を、もう一方の病院にいる指導役の医師が同じロボットを遠隔操作しながら支援し、共同作業で腫瘍を切除した。
本年度中をめどにさらに5人程度の患者で安全性を検証。







