ナツメの収穫に励む野村美也子さん=高山市国府町金桶、野村農園

 飛騨地域の秋の味覚ナツメの収穫が始まっている。生産者は樹木にはしごをかけ、赤銅色に熟しつつある実を摘み取っている。

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 ナツメの実は2、3センチほどの大きさ。栄養価が高く、生でも食べられるが、飛騨地域では甘露煮にして秋祭りの「ごっつお(ごちそう)」として食べることが多い。スーパーなどでも販売される。

 高山市国府町金桶の野村農園では先週から収穫を開始。今週にピークを迎え、10本ある高さ7、8メートルの樹木で実を摘んでいる。半分緑色が残るくらいの熟し方が甘露煮向きという。今年は長雨で収穫量が昨年の半分ほどだが、暑かったことで甘みは強いという。

 同農園の野村美也子さんは「昔は冬の備えに食べていた。作る人が少なくなり、木が切られることが心配なので続けていきたい」と話す。同農園からは東京のデパートに納品される。

(田島豪人)