株式会社Review
ラーメン全体の伸びを大きく上回る結果に。地域別では大阪が東京を上回る意外な傾向も

全国各地で親しまれているラーメン。しかし、ある種類のラーメンに目を向けると、少し意外な傾向が見えてきました。それが「油そば・まぜそば」です。

株式会社Review(リビュー/大阪市中央区/代表取締役:藤本茂夫)が2023年から2025年の開業データを調査したところ、ラーメンジャンル全体の開業数では東京が大阪を大きく上回る一方、店名に「油そば」「まぜそば」「混ぜそば」を含む店舗では、大阪が東京を上回る結果となりました。

さらに、全国では2025年の開業数が前年比75%増と大きく伸び、ラーメンジャンル全体の伸び率を上回りました。

以前から親しまれてきた油そば・まぜそばに、今どのような変化が起きているのでしょうか。



2025年の開業数は前年比75%増、過去3年間で最多に

油そば・まぜそばは、今やラーメン店のメニューの一つにとどまらず、専門店も展開されるほど身近な存在になっています。そんな油そば・まぜそばを店名に掲げる店舗の開業が、2025年に大きく増加しました。

2023年からの開業数を振り返ると、2023年は32件、2024年は28件と一度減少したものの、2025年には49件に増加。前年から21件増え、過去3年間で最も多い結果となりました。



油そば・まぜそばは、決して新しい料理ではありません。それでも2025年には、これらを店名に掲げる店舗の新規開業が目立ちました。

なお、2026年1~8月に確認された開業数は、14件となっています。
※2026年の数値は暫定値であり、今後のデータ更新により変動する場合があります。

ラーメンジャンル全体の伸びを大きく上回る結果に

油そば・まぜそばの開業増加は、ラーメンジャンル全体と比較すると、さらに際立ちます。

2025年のラーメンジャンル全体の開業数は前年比8.6%増。一方、油そば・まぜそばを掲げる店舗は75.0%増となり、全体の伸びを大きく上回りました。



ラーメンといえば、醤油や味噌、豚骨など、スープの種類によって店の個性を打ち出すスタイルが一般的です。一方、油そば・まぜそばは、スープを使わないこと自体が特徴の一つ。

ラーメンの新規出店において、油そば・まぜそばという業態が存在感を高めつつあることがうかがえます。

ラーメン全体とは異なる、東京と大阪の開業傾向

ラーメン店の開業が盛んな東京。それだけに、油そば・まぜそばでも東京が上回ると思いきや、結果は大阪が上回りました。

2023年から2025年までの3年間で、ラーメンジャンル全体の開業数は東京都が919件、大阪府が431件と、東京が大阪の2倍以上となっています。

ところが、店名に油そば・まぜそばを含む店舗を調べると、その関係が逆転。大阪府が21件、東京都が9件と、大阪が東京を大きく上回りました。



東京は飲食店の集積が大きく、ラーメン店の新規開業も活発な地域です。しかし、ラーメンジャンル全体の開業数が多いからといって、油そば・まぜそばを掲げる店舗の開業も多いとは限らないようです。

同じラーメンジャンルでも、地域によって出店傾向に違いがあるのかもしれません。その背景には、地域の食文化や消費者の好み、事業者の出店戦略など、さまざまな要因が考えられます。
また、気になるのは「店名のわかりやすさ」です。「油そば」「まぜそば」と店名に入れることで、何のお店なのかが一目で伝わります。こうしたストレートな表現が、大阪では好まれている可能性も考えられます。

なぜ今、油そば・まぜそばが注目されるのか?

開業数が大きく伸びた油そば・まぜそば。では、なぜ今、これほど注目されているのでしょうか。
油そば・まぜそばの魅力の一つは、自分好みの一杯を楽しめることです。酢やラー油を加えたり、トッピングを組み合わせたりと、食べる人自身が味を調整できるのが特徴。食べ進めながら味を変える「味変」も楽しみ方の一つとして知られています。

こうした自由度の高さは、好みに合わせて食事を楽しみたい人にとって、魅力的なポイントといえそうです。また、スープがない分、麺や具材、タレの組み合わせが味の決め手となり、店舗ごとの個性も打ち出しやすい料理です。

一方、出店する事業者にとっても、スープを長時間炊く必要がない点は、一般的なラーメン店とは異なる特徴です。仕込みの負担に加え、飲み残しスープが発生しないことで、廃棄物の処理や排水管理の負担を抑えられる可能性もあります。

自分好みの味を楽しめる消費者側の魅力に加え、店舗運営の面でも一般的なラーメン店とは異なる特徴を持つ油そば・まぜそば。こうした両面のメリットが、近年の出店増加を後押ししているのかもしれません。

「一つのメニュー」から「一つの業態」へ

ラーメンは長年親しまれてきた外食の定番ですが、その楽しみ方や店舗のスタイルは一つではありません。油そば・まぜそばも、そうした多様なラーメン文化を形づくる存在の一つです。

今回の調査で興味深いのは、油そば・まぜそばを掲げる店舗の開業が、ラーメンジャンル全体とは異なる動きを見せていることです。消費者にとっての楽しみ方の幅広さや、事業者にとっての運営上の特徴を考えると、油そば・まぜそばは独立した出店業態としても注目したい存在といえそうです。

今回の開業増加は一時的なものにとどまるのか、それとも油そば・まぜそばが新たな出店業態として定着していくのか。

株式会社Reviewは、今後も独自の店舗データを活用し、飲食店の開業動向や外食市場の変化を調査・発信してまいります。

<調査概要>
調査対象データ:2023年~2026年8月
対象地域:全国
対象業態:ラーメン、店舗名に「油そば」「まぜそば」「混ぜそば」を含む店舗
調査件数:ラーメン…6,770件、油そば・まぜそば…123件
調査方法:全国の行政からの開業情報をもとに、株式会社Reviewが独自にクレンジング・集計したデータより算出
データについて:行政機関ごとに公開形式や取得方法が異なるため、紙・PDF・Excel等の情報を独自にデータベース化。重複データや表記ゆれ等を除外し、開業データとして集計しています。
分析実施日:2026年10月8日に分析・集計を実施完了いたしました。
■YOROZU DATAについて
本リリースで使用しているデータは、株式会社Reviewが運営するデータプラットフォーム「YOROZU DATA(ヨロズデータ)」にて提供しております。



YOROZU DATAは、全国の飲食店や美容室、薬局などの店舗情報や法人情報を検索できるデータベースサービスです。営業リストの作成やマーケティング、市場調査、出店戦略の立案などに活用されており、本リリースで使用している開業データもYOROZU DATAで提供しています。

アカウント登録は無料で、必要なデータを必要なタイミングで利用できる仕組みを提供しています。
YOROZU DATAについて
「ビジネスをラクに、生活を楽に」
Reviewはこれからも、あらゆる可能性にチャレンジし続け、Reviewのデータサービスを通して沢山の企業の新たなビジネスチャンスを創り、地域経済の活性化に貢献していきたいと考えております。

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【株式会社Reviewについて】
<商号>  株式会社Review(リビュー)
<代表者> 代表取締役CEO 藤本 茂夫
<所在地> 〒541-0048 大阪市中央区瓦町4-4-7おおきに御堂筋瓦町ビル8F
<設立>  2016年3月
<資本金> 112,620,000円(準備金 100,620,000円)
<事業内容> データプラットフォーム「YOROZU DATA」の運営・企画・開発
       IT×人によるオリジナルクレンジング技術の提供
<受賞>  オール大阪企業家支援プロジェクト StartUP 第11回ビジネスプランコンテスト 特別大賞
<HP>   https://re-view.jp/

【本プレスリリースのお問い合わせはこちら】
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担当:五味川 / 高石
Email:gomikawa@re-view.co.jp / takaishi@re-view.co.jp
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