クマ

 北海道に広く生息するヒグマの餌の状況について、ドングリなど主食となる木の実は不作が多く、秋サケは漁獲数が過去最少になっているとの調査結果を、北海道が17日までにまとめた。専門家は、駆除によって昨年のような大量出没にはならないとみる一方、地域によって餌不足に差が出る可能性を指摘する。

 調査対象はミズナラとブナのドングリなど4種。道内を14地域に分け「豊作」「並作」「不作」「凶作」の4段階で評価した。ミズナラは釧路など3地域で凶作となり、大半の地域で不作だった。ヤマブドウも不作傾向で、コクワは並作が多く、道南にのみ分布するブナは豊作か並作とした。実なりは全体としてやや悪い傾向と総括した。

 北海道が公表した秋サケの漁獲数は、9月末の速報値で前年同期比34・1%減の約210万匹だった。4年連続の減少で、比較可能な1989年以降で最も少なかった。近海の水温上昇が原因の一つとみられる。