西アフリカ・サヘル地域のマリ、ニジェール、ブルキナファソの各軍事政権がロシアへの依存を深めている。ロシアは3カ国で勢力を強めるイスラム過激派への対策に軍事協力する。ニジェールでは兵士の反乱の鎮圧も支援した。識者は、3カ国の軍政維持にロシアが「主要な役割を果たしている」と指摘する。
3カ国にはロシア国防省傘下の「アフリカ部隊」が展開。現地報道によるとマリ軍政は今月、地上攻撃や空爆でロシアの支援を受け、北部要衝キダルを奪還した。キダルは4月、国際テロ組織アルカイダ系過激派「イスラムとムスリムの支援団」(JNIM)と共闘する遊牧民トゥアレグ武装勢力に制圧されていた。
ニジェールの首都ニアメーでは8月下旬、軍の一部が大統領府や国際空港を襲撃。空港に駐留するロシアの同部隊が鎮圧作戦に加わった。過激派との攻防で死者が相次ぐ軍内の不満が反乱の背景にあったとされる。同空港はJNIMや別の過激派に今年2回攻撃され、ロシアはうち1件で撃退に協力したと認める。
同部隊はロシア民間軍事会社ワグネルの後継である。(共同)








