【キーウ共同】トランプ米大統領がロシア産軽油への制裁緩和や制裁法の実施見送りを決定したことにウクライナが猛反発し、両国関係の亀裂が深刻化している。ゼレンスキー大統領は17日「(米国の)制裁解除は続く」と述べ、トランプ氏への不信感をあらわにした。ウクライナ軍が使う米衛星通信網の軍事用サービスの利用制限も継続しているとした。
対ロ融和姿勢に傾くトランプ氏に対し、米議会からも「プーチン大統領に屈服した」との批判が噴出。11月の米中間選挙で与党共和党の劣勢が伝えられる中、トランプ氏は燃料価格の引き下げに躍起になっている。制裁法の実施見送りについて「米国と世界にとって良い決定」と反論した。
制裁法は、7月に死去した共和党重鎮のグラム上院議員が主導した。侵攻を続けるロシアへの圧力を強められるはずだったが、ゼレンスキー氏はトランプ政権が「完全に無視」したとX(旧ツイッター)で不満を表明。制裁緩和は「プーチン氏に経済的な利得を与え、攻撃をさらに継続させるだけだ」と批判した。







