日本産科婦人科学会は20日、帝王切開などの際に使われる「異常分娩」の用語について、妊産婦への説明では原則として使わない方針をまとめ、上野賢一郎厚生労働相に報告した。妊産婦への心理的な配慮などが目的。今後は、分娩方法や処置を具体的に示す表現への変更を求める。
学会によると、異常分娩は帝王切開や吸引分娩、鉗子分娩などを伴う出産を表す用語で、必ずしも母子に医学的な異常があったことを意味するわけではない。医療保険制度上の区分にも用いられている。妊産婦への心理的な影響を懸念する声などを背景に見直しを進めていた。
学会が会員に実施した調査では、1383人のうち妊産婦への説明で異常分娩を使うことがあるのは33・9%だった。









