震度7の地震があった熊本県で、地元の防災士の活動が広がっている。2016年にも震度7に見舞われた同県では、この10年ほどで資格の保有者数が約6倍に増加しており、防災意識の高まりが影響したとみられる。「今なら力になれる」と、身に付けた知識を生かし、ボランティア活動や、避難所の運営補助に取り組んでいる。
16年4月の地震の際、小学2年生だった県立第一高3年高谷凌空さん(17)=熊本市=もそんな一人。当時、父親の転勤で熊本市から沖縄県に引っ越した直後で、報道を通じて被害を目にし「ひどい状況」に心を痛めた。2年ほどして熊本市に戻り、高校1年生になった24年、市内で開かれた防災イベントで興味を持ち、今年2月に防災士となった。
今回の地震の際、自宅には自分だけ。火災防止のためにガスの元栓を閉め、連絡手段を確保しようとスマートフォンのバッテリーを持って避難した。知識があったから落ち着いて対処できた。
震度6弱を観測した御船町では、4月に発足した防災士会に20人以上が所属している。









