「台湾百岳」踏破へ出発した田中陽希さん=1日、台湾北部・新北市(共同)

 【新北共同】日本三百名山踏破などで知られるアドベンチャーレーサーの田中陽希さん(43)が1日、新たな挑戦の「台湾百岳ひと筆書き」をスタートした。台湾島の北端から南端まで、3千メートル級の山々を登りながら徒歩で縦断する。2千キロ超を4カ月余りで歩く計画だ。

 台湾島の北端にある新北市の灯台を出発。台湾の山岳協会関係者や登山愛好家らに拍手で見送られた。ルートには富士山より高い台湾最高峰の玉山(3952メートル)など、3千メートル以上の山が約100座ある。田中さんは「まずは1座目を目指して着実に歩きたい」と話した。

 台湾は登山道や山小屋が日本ほど整備されていない。雪も降るため困難な道のりが予想される。山中泊が続く行程では荷物が40キロに達するという。田中さんを支援する台湾の山岳協会幹部は「いままで誰もやったことがない挑戦だ」と話した。

 田中さんの現在位置は「台湾百岳ひと筆書き」の公式サイトで公開する。田中さんは10月30日に台北市で記者会見し「日本の人が台湾を訪れるきっかけになれば」と話した。