スーパーに並ぶ日本産ビール=10月、ソウル市内(共同)

 【ソウル共同】韓国で日本産ビールの人気が盛り返している。2019年の日本製品に対する不買運動の影響で一時、輸入額が激減したが、日韓関係改善に伴って復活。今年1〜9月の輸入額は約7522万ドル(約119億円)で、過去最高だった昨年の年間輸入額を更新する勢いだ。日本のビールをライセンス生産する企業も出てきた。

 韓国ビールよりも味わいが濃いとして、日本ビールは元々韓国で人気が高かった。しかし、不買運動の際には棚から撤去したり、発注を中断したりするスーパーが現れ、大きな打撃を受けた。

 19年の年間輸入額は約3975万ドルで、18年の約半分に減少。20年は566万ドルにまで落ち込んだ。その後、徐々に増加傾向となり、25年は過去最高に。韓国メディアは、日本文化に対する認識が友好的に変わったためと分析している。

 人気の高まりを受け、韓国酒類大手のハイト真露は12日、キリンビール「一番搾り」を韓国内で生産すると発表した。ハイトは04年から一番搾りの輸入販売を手がけており、25年には過去最高の販売量を記録した。