少子化や大学入試改革で今、高校を取り巻く環境は大きく変化しています。岐阜新聞デジタルは岐阜県内各校の校長らトップにインタビュー。今回は大垣日大高校(大垣市)の古田健二校長(72)に聞きました。教員歴50年、校長歴15年の古田校長が取り組んできたのは「教員改革」といいます。「教員はサービス業」という言葉には、どんな思いが込められているのでしょうか。(岐阜新聞デジタル独自記事)
◆先生間の合い言葉、ことしは「え」
――大垣日大高校の特徴は。
本校は「岐阜県の私立高校で12年連続志願者数1位」を記録している。これは僕の力ではなく、教職員が頑張っている結果だ。本校の教員は本当にすごい。「教員はサービス業」という僕の考えを受け入れてくれている。
――教員はサービス業?
教員は生徒たちを預かる仕事だ。私が一番大切にしてきたのは教員改革。教員が上から目線で接するのではなく、どれだけ生徒や保護者様に寄り添えるか。そこから改革を始めた。例えば懇談会でも教師が一方的ではよくない。保護者様がたくさん質問をしたり、会話したり、そういう関係を大事にしてきた。
――どう教員に考えを伝えているのか。
先生間の合い言葉を毎年作っており、年度始めに発表する。2014年は「N(ネットワーク)F(フットワーク)T(チームワーク)」。2023年は「るるるるる」。知る、受け止める、実行する、認める、感謝する、の意味を込めた。ことしは「え」。
――「え」?
気付きの大切さを訴えている。生徒の頑張りに対する気付き、指導における気付き。そうした気付きを教師は大切にしてほしい、という思いを込めている。難しい教育理念では、教師は具体的に何をやればいいか分からない。抽象的でなく伝わる言葉を意識した。
◆大切にしている「生徒が主役」
――生徒との関係で大切にしていることはなにか。
「生徒が主役」ということだ。あるとき、生徒たちから...









