記者会見するGMOインターネットグループの熊谷正寿社長=2日午後、東京都内

 2日の記者会見で顧客への謝罪を表明したGMOインターネットグループ。長時間に及んだ記者会見で、不正アクセス問題の経緯について突っ込んだ説明はなく、疑問を晴らすには程遠かった。「原因や対策を知りたいのに…」と不信感をあらわにする人も。

 不正取引で約430万円の損失が出た愛知県の20代女性は「企業だけの問題ではなく、政府もしっかり連携してもらいたい」と再発防止を要望。GMO本社がある東京・渋谷では、東京都羽村市の団体職員の60代男性が「被害者への補償を充実させないと納得できない。経営陣はもう一段階高い意識を持つべきだ」と注文を付けた。

 セキュリティー上の脆弱性の指摘を2年以上放置していたことも会見で明らかに。大阪で金融関係の仕事をする兵庫県尼崎市の男性(60)は「会社の対応は遅すぎた。裏切られたと感じる人もいるだろう」と厳しく指摘した。

 同社に証券口座を持つというユーザーは「原因や対策を知りたいのに説明が少ない。これがセキュリティーを売りにしていた会社なのか。資産は他に移したい」と憤っていた。