事業の推進を願い、杭打ちを行う関係者=21日午前、岐阜市市橋、市橋小学校

 国土交通省岐阜国道事務所は21日、国道21号の岐阜市茜部本郷―下奈良間(延長5・0キロ)を立体化する事業の「中心杭(くい)打ち式」を岐阜市市橋の市橋小学校で行った。道路計画線の中心に目印杭を打つ節目で、本年度は詳細設計や用地調査に取りかかかる。1971年の計画決定から半世紀がたち、事故防止や渋滞の緩和へ一大プロジェクトが本格的に動き出す。

 事務所によると、国道21号高架終結点の岐阜市茜部本郷から高架を延伸し、長良川に架かる穂積大橋までを立体化する。現在は地上部6車線(片側3車線)だが、立体化事業により高架部4車線(片側2車線)と地上部4車線(同)の計8車線になる。一部では用地買収が必要となり事業規模や完成時期は未定という。

 この区間の交通量は1日約8万台。ラッシュ時は平均走行速度が19キロに落ち、渋滞や事故が多発している。県内の交通事故ワースト10カ所のうち、茜部本郷交差点(41件)や薮田交差点(38件)など5カ所が含まれている。立体化で同速度は50キロ以上となり、追突事故は半減する見込み。

 71年に都市計画決定された国道21号のうち、今回の区間の立体化は未着手だったが、21年7月に立体化を進める都市計画の変更が決定していた。本年度予算で10億円が配分されている。

 式典には、地元住民や国会議員、県議や市議ら約40人が出席し、関係者が杭打ちを行い、事業の円滑な推進を祈った。