2年ぶりに内部を公開した「飛鳥」=岐阜県各務原市下切町、岐阜かかみがはら航空宇宙博物館
2年ぶりに公開された「飛鳥」の機内=岐阜県各務原市下切町、岐阜かかみがはら航空宇宙博物館
計測装置やコンピューターが多数積み込まれている
航空ファンや地元住民が多数訪れた

 岐阜県各務原市下切町の岐阜かかみがはら航空宇宙博物館(空宙博)は21日、人気展示の低騒音STOL(短距離離着陸)実験機「飛鳥(あすか)」の機内を見学できる特別イベントを催した。1985~89年に岐阜の空を飛んだ実機。普段は見られない内部の公開とあって、現役時代を懐かしむ市民や航空ファンが駆けつけた。22、28、29日も公開する。

 

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)の前身である航空宇宙技術研究所が、小さな地方空港でも離着陸できる低騒音の航空機技術を得るために開発した実験機。主翼の上に置いた4基のエンジンから排気を流して高い揚力を生み出すなど、当時の最新技術を取り入れた。岐阜で1機だけ製造され、85年から3年半、飛行実験に活用された。米航空宇宙局(NASA)も研究に活用した。

 今月、入館者数が100万人を超えたのを記念し、およそ2年ぶりに公開した。

 機内には、データを集めるための計測機器やコンピューターが設置され、機体の骨組みや配線類はむき出し。家族で訪れた同市の男児(9)は「思ったより狭かった。中に入って、いろいろと知ることができて良かった」と話した。