涼山の特産品(①イ族料理 ②会理の鶏とハムの細切り ③冕寧ハム ④西昌の火鉢バーベキュー)

 

AsiaNet 201987 (0226)

 

【成都(中国)2026年11月4日新華社=共同通信JBN】Forum on the Development of Brand Ecosystems of the Global Panda Partners 2026 Conference(2026グローバル・パンダ・パートナー大会ブランドエコシステム発展フォーラム)が11月3日、成都で開催されました。フォーラムでは、主催者がChina National Geography・Food Geography(中国国家地理・美食地理)と共同で、推奨されるグルメ観光地のリストを発表しました。その中でも四川省の涼山イ族自治州が、適切に保護された高原の環境と、食文化・文化観光の独自の融合が評価され、リストに選出されました。Liangshan Prefecture Bureau of Culture, Broadcast, TV and Tourism(涼山州文化広電観光局)はまた、フォーラムの開催に合わせて同地域の文化観光資源を紹介し、養蚕業をベースにした食品や文化クリエーティブ製品の数々を披露しました。

 

涼山の料理は単なる味覚の楽しみにとどまりません。それは、この地域の自然風景と民族文化が育んだものです。その独特の風味は、北緯27度に位置する安寧河谷(Anning River Valley)の豊かな自然の恵みに根ざしています。たっぷりの日差し、温暖な冬と涼しい夏、そして高地環境の手つかずの土壌と水が一体となり、多種多様な地元の特産品を生み出しているのです。

 

西昌バーベキューは炭のスモーキーな香りと新鮮な食材の旨味がたっぷりしみ込み、冕寧ハムは引き締まった食感と豊かな香りで珍重されています。徳昌の米粉ロールは、柔らかく心地よい歯ごたえがあり、甘洛のザーザー麺はそばの本来の香りを引き出し、会理の銅火鍋は濃厚で旨味のあるスープで知られています。人々の暮らしに深く根ざしたこれらの日常の美味は、この地域の味わいを体現しており、涼山の恵まれた自然環境の鮮やかな証になっています。

 

涼山の本場の味を支えているのは、その卓越した生態的環境です。しかしながら、こうした美食を人里離れた山あいから全国の食卓へ届ける背景には、インフラの継続的な改善がありました。かつては、この地域の広大な山々が外界へのアクセスを妨げ、良質な農産物も息をのむような景色も、大部分は日の目を見ずにいました。現在では、高速道路が涼山全域の多くの県や区を結び、古くからの村々をより広い世界へとつないでいます。

 

交通の接続性を向上させながら、涼山は一貫してグリーン開発に注力しており、目先の利益のために環境を犠牲にすることは決してありません。長江上流の重要な生態学的障壁として、涼山は長年にわたり、天然林の保護や生態系の回復に取り組んできました。その森林被覆率は上昇し続けており、空気の質は年間を通じて良好なに保たれています。訪れた人々は、本格的な地元の料理を味わい、マイナスイオンをたっぷり含んだ新鮮な空気を吸い込みながら、螺髻山の原生林を散策することができます。あるいは、邛海湿地を散策し、絵画のように美しい湖や山々を背景に、自然と調和して暮らす人々の静けさを満喫することもできます。

 

涼山は現在、ますます開かれた視野をもって、世界の舞台へと歩みを進めています。Yi Torch Festival(イ族自治州たいまつ祭り)といった世界的に有名な文化的イベントを活用し、この自治州は、独特の食文化、無形文化遺産、そして現代の観光産業のより深い統合を推進し、文化観光の提供物の名刺として「Colorful Liangshan(色鮮やかな涼山)」ブランドに磨きをかけています。

 

涼山には現在、20件の国家級無形文化遺産、邛海・廬山、瀘沽湖、螺髻山を含む81のA級観光地があります。ここでは、壮大な自然の景観とイ族の豊かな歴史・文化が融合し、世界中から訪れる人々に多様な体験を提供しています。

 

中国の涼山において、食は人々の絆を深めるだけのものではありません。それは、自然への敬意や、勤勉さ、創造性、そして開放性と分かち合いに根ざした生き方を伝えています。

 

ソース:Liangshan Prefecture Bureau of Culture, Broadcast, TV and Tourism