岐阜県と岐阜市は1日、県内37市町などで新たに453人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。感染者は累計10万447人となり、10万人を超えた。10万人を超えたのは都道府県では15番目で、県民の20人に1人ほどが感染したことになる。

 県内で初めて感染者が確認されたのは、2020年2月26日。以降、感染拡大の波のたびに感染者は増えたが、昨年12月末に始まった第6波では爆発的に拡大した。当時は累計1万9千人ほどだったが、今年だけで8万人以上増えた。

 感染の各波を比較すると、第6波の重症化率は0・04%、致死率は0・15%で、いずれもこれまでの波よりも低い状態が続いている。致死率は第5波からほぼ半減しており、重症者は5月24日から9日連続で確認されていない。ワクチン接種が進んだことなどが要因とみられる。

 一方、感染者数の高止まりは続いており、5月30日に県庁で開かれた本部員会議では、医療関係者から「コロナ全体が弱毒化したとはいえない。感染者が増えれば変異の可能性が出てくる。今後も予防をしっかりとやっていくべき」との意見が出た。第6波は感染者数が多いため、致死率は低いが死者数は既にこれまでの波よりも多くなっている。県健康福祉部の担当者は「改めて基本的な感染防止対策を続けてほしい」と呼びかけている。

 県が1日に発表した新規感染者数は前週の水曜日(5月25日)と比べて103人減少し、9日連続で前週の同じ曜日を下回った。新たに公表したクラスター(感染者集団)はなかった。拡大したクラスターのうち、羽島郡笠松町の高校関連では生徒とその家族の7人の感染が新たに分かり計66人に、高山市の病院は職員4人の感染が分かり計17人となった。

 直近1週間の新規感染者数の平均は450・14人で、人口10万人当たりの新規感染者数は159・24人。5月31日時点での病床使用率は31・2%で、宿泊療養施設の入所者は423人。自宅療養者は2441人だった。