最大の武器は男子並みの飛距離
愛されるゴルファーを目指す
昨年、高校1年生ながら女子ゴルフのプロトーナメントに出場し、決勝ラウンドに進んだ神谷そらさん。
最大の武器であるドライバーショットは、男子並みの飛距離を誇ります。
6歳からゴルフを始め、岐阜県小学生ゴルフ選手権で優勝するなど順調に成長。
それでも、中学では年齢別の全国大会でなかなか勝てず、悩んだ時期もありました。
そんな困難を乗り越え、同年代のトップゴルファーとして活躍するスーパー高校生、神谷そらさんのこれまでの活躍と将来への展望を紹介します。
■ゴルフを始めたのはいつからですか。また、普段はどのように練習しているのですか?
6歳(年長)の冬頃からゴルフを始めました。普段は地元のゴルフ練習場「ノアゴルフクラブ」(土岐市)で、妹たちと練習しています。父が趣味でゴルフをやっていて、よく一緒に女子プロゴルフの試合を見ていたら「やってみないか」と勧められたことがゴルフを始めたきっかけです。始めた当初はひたすら打ってばかり。楽しさを感じるようになってきたのは、小学2年生になって年齢別の大会に出場するようになってからです。練習もより真剣に取り組むようになったおかげで、大会で上位入賞を果たすことができました。
■これまでに出場した大会で印象に残っている大会を教えてください。
1番うれしかったのが、中学2年生の時に自分の世代の大会に当たる「全国中学校ゴルフ選手権春季大会」で優勝した時です。周囲から年齢別の大会で優勝することを期待されながらも、プレッシャーで結果を出せていなかったので。おかげで自信がつきました。 中学2年の時はプロの試合にも初めて出場しましたが、緊張して自分のプレーができず、苦い思い出となっています。技術は当然ですが、プロの人たちは雰囲気やオーラもあって圧倒されました。
■ゴルファーとしての自分の強みは何ですか?
ドライバーの飛距離です。(パターなどの)小技は苦手ですが、コーチからは「小技は練習で向上させられるが飛距離は努力をしても限界がある。(ドライバーの飛距離という)持ち味を大切にしないともったいない」と言われているので、自信を持つようにしています。最初のドライバーで飛距離が出たら安心しますし、相手を心理的にも圧倒できる。ミスをしても「ドライバーで取り返せる」と思えます。
■理想のゴルファー像は?
いろんな人から応援してもらえるゴルファーになりたいです。自分のプレーを見て、小さな子どもたちが「自分もゴルフを始めたい」となってほしい。プロの試合に出場して飛距離には自信が持てるようになった分、小技やショットの正確性を上げていきたいです。
■最後に将来の夢をお聞かせください!
まずはプロになること。それでようやくスタートラインに立てると思っています。プロになったらすぐにでも1勝目をあげたい。勝利を積み重ねていって、海外のプロツアーやメジャー大会などに出場できる選手になりたいです。