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実り知らせる黄金の輪 高山市伝統の「車田」で稲刈り



中心に向かって円形に稲刈りが進む車田=2日午前9時14分、高山市松之木町
中心に向かって円形に稲刈りが進む車田=2日午前9時14分、高山市松之木町

 岐阜県高山市松之木町で受け継がれている円形の田んぼ「車田」(県重要無形民俗文化財)で2日、稲刈りがあった。車輪のように丸く苗を植えることから名が付き、かつては伊勢神宮に供える米を作る神聖な田であったと伝わる。現在は同市と新潟県佐渡市のみに残る。

 住民らでつくる「車田保存協力会」の10人が参加。黄金色に実った約340平方メートルの田をぐるりと囲み、中心に向かって刈り進めた。8月の長雨の影響もあり、例年の3分の2ほどの約120キロを収穫した。

 春から保存協力会に入った松之木町の男性会社員(50)も初めて稲刈りに挑戦。先輩会員に教わりながら作業を進め、「普段やらないことなので楽しかった。古くから残る車田を守っていきたい」と話した。

カテゴリ: くらし・文化