感染拡大の防止に向け、警戒を呼び掛ける古田肇知事=5日午後、県庁

 古田肇岐阜県知事は5日、県庁で記者会見し、県内の新型コロナウイルス感染者数が全国的にみて高い水準になっているとして、「感染再拡大に最大限の警戒をしてほしい」と呼び掛けた。接種完了後に感染する「ブレークスルー感染」も目立ち、「接種を済ませても、感染防止対策を徹底する必要がある」と強調した。

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 5日までの1週間の新規感染者数は計75人。岐阜新聞の調べでは、5日までの1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は3・77人で、全国で2番目に高い水準となっている。

 県によると7割の感染経路が分かっており、特定のクラスター(感染者集団)による感染者が約4割を占める。東濃地域での感染者が全体の5割に上り、その約7割が恵那市の接待を伴う飲食店クラスター関連となっている。

 一方、感染者のワクチン接種状況をみると、30代以下は未接種者が半数を占め、40代以上では半数以上がブレークスルー感染とみられるという。75人中、12歳以上の接種対象者は64人で、うち35人(55%)が2回目接種済み、22人(34%)が未接種だった。直近1週間では重症者が出ていない。

 古田知事は「現時点では特定の地域と場所を中心とした局地的な感染拡大」としつつ、「このまま放置しておくと、市中感染の再拡大につながりかねない」と述べた。

 県は、特に飲食店を利用する際のマスク会食など対策の徹底を推進し、市町村と連携して繁華街における飲食店の感染防止対策実施状況について見回りを強化する。ワクチンの2回目接種の早期完了、未接種者の接種促進、3回目接種の準備も進める。