恵那市役所

 岐阜県恵那市は3日、市内で新型コロナウイルス感染者が急増しているため、市独自の非常事態宣言を発出した。30日まで。9月末の緊急事態宣言解除後、非常事態宣言を発出するのは県内自治体で初。市民に注意喚起し、接待を伴う飲食店を市職員が訪問し感染防止対策をチェックする。

 市によると10月30日に5人、11月2日に2人、3日に8人の感染者を確認。この15人のうち14人は、クラスター(感染者集団)に認定されている市内の接待を伴う飲食店の客、従業員とそれぞれの家族だった。1週間以内の感染者数が、人口10万人当たりの新規感染者数に換算すると30・84人に達し、国基準のステージ4(25人)を上回った。

 市は防災行政無線やケーブルテレビなどでマスク着用や三密回避を市民に呼び掛ける。また、イベントでの消毒、健康チェックを徹底。外国人市民専用のワクチン優先接種枠を設定し、接種を促す。飲食店へ営業時間短縮の要請はせず、イベントの中止も求めない。

 3日の記者会見で小坂喬峰市長は「感染者はきょう恵那市だけで8人も確認された。観光シーズンなので、できるだけ早く収束し、市外の人に安心して訪れてもらえるようにしたい」と述べた。

 県は外国人対策を中心に恵那市をバックアップするとしている。