515回目の献血に臨む岩手達夫さん=岐阜市茜部中島、県赤十字血液センター

 可児高校の元校長、大学職員の岩手達夫さん(70)=瑞穂市=が15日、岐阜市茜部中島の県赤十字血液センターで通算515回目にして最後の献血を終えた。最後となるのは、献血の上限年齢69歳を越えるため。「この年齢になるまでできたのは、健康な体に産んでくれた両親、支えてくれた妻のおかげ」と感謝した。センターによると、515回はかなり珍しいという。

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 知人の交通事故で輸血が必要になったことがきっかけで学生時代、20代前半で献血を始めた。当初は200ミリリットルの全血献血をしていたが、制度上、年数回しかできないため、2週間に1度できる成分献血へ40代から切り替えた。24回こなした年もあり、定年退職の時点で通算400回を達成していた。その後も定期的に献血をしてきた。

 趣味は献血とジョギングという岩手さんの誕生日は16日。献血ができる最終日となった15日もいつも通り午後3時ごろ、センターを訪れ、献血に臨んだ。きょうが最後と、運転してきた車の中で少々感傷的になったが、「なじみの職員さんとたわいのない会話をしていたらあっという間に終わった」と笑った。

 515回を記念し、5万1500円を県赤十字血液センターへ寄付した。岩手さんが危惧する「若年層の献血離れ」を防ぐため、センターは若い世代へ啓発する献血ボランティアの活動へ役立てる。