岐阜県と岐阜市は2日、県内41市町村などで新たに過去最多となる4557人の新型コロナウイルス感染と、各務原市の70代女性の死亡を確認したと発表した。新規感染者数が4千人以上となるのは初めてで、これまでの最多だった3449人(7月26日)を大きく上回った。オミクロン株の派生型「BA・5」による感染拡大が続いている。県内の感染者は計15万4648人、死者は計373人となった。

 新規感染者数は3週連続で過去最多を更新し、15日連続で千人を超えた。直近1週間の新規感染者数の平均は2677・86人、人口10万人当たりでは947・32人で、いずれも過去最多を更新。病床使用率は1日時点で50・4%で、2月24日以来158日ぶりに5割を超えた。一方、重症者は前日から1人減って、80代の患者の1人となった。

 県健康福祉部の渡辺幸司次長は「入院や救急の受け入れができないなど医療逼迫(ひっぱく)が続き、非常に危機感を持っている」との認識を示し、県民には「改めて感染防止対策の徹底を心がけてほしい」と呼びかけた。

 新たに公表されたクラスター(感染者集団)は6件。うち高齢者福祉施設では4件で、加茂郡富加町17人、同郡坂祝町12人、下呂市10人、岐阜市7人。この他、恵那市の障害者福祉施設で25人、岐阜市の病院で16人の感染を確認した。

 また県は2日、県健康福祉部の堀裕行部長が新型コロナに感染したと発表した。同日に喉の不調を訴え、PCR検査を受けて陽性が判明した。部内に濃厚接触者はいない。