関ケ原町の小中学生らから歓迎を受ける関ケ原戦跡踏破隊のメンバー=同町関ケ原、JR関ケ原駅

 関ケ原の戦いで、西軍の島津義弘が敵中突破し鹿児島へ戻った道のりを実際に歩き、先人の偉業に触れようと、鹿児島県日置市の児童らでつくる「関ケ原戦跡踏破隊」のメンバーが3日、岐阜県関ケ原町に到着し、町内の史跡などを巡った。

 毎年恒例の催しだが、新型コロナウイルスの影響で、63回目の今回は3年ぶりとなった。小学5年~中学2年、引率の教諭ら計12人が5日間で、宝暦治水に尽力した薩摩義士をまつる海津市の治水神社などを巡り、戦い後に島津勢が引き上げたとされる海津市から滋賀県多賀町までの約70キロをたどり、うち約30キロは2日間かけて歩く。

 メンバーはこの日、JR関ケ原駅で、関ケ原町の小中学生でつくる「青少年ふるさと歴史ガイド」の出迎えを受けた後、町役場を訪れ、西脇康世町長から激励を受けた。その後、同ガイドの案内で、岐阜関ケ原古戦場記念館や徳川家康最後陣地、島津氏の陣跡といった史跡などを見学しながら、互いに交流を深めた。

 隊長で伊集院北中学校2年の生徒(13)は「厳しい暑さだけど、しっかり皆を引っ張っていきたい。先人の気持ちを少しでも感じられれば」と話した。