目隠しをして盲導犬と歩く体験をする児童=海津市海津町高須、海津総合福祉会館ひまわり
愛らしい表情で参加者を笑顔にしたフェロー=海津市海津町高須、海津総合福祉会館ひまわり
視覚障害者の生活などについて話す伊藤政文さん=海津市海津町高須、海津総合福祉会館ひまわり

 岐阜県海津市の児童生徒を対象にした「市ボランティアスクール」が5日、同市海津町高須の海津総合福祉会館ひまわりで開かれ、中部盲導犬協会(名古屋市)の盲導犬「フェロー」による誘導の体験や視覚障害者による講話などを通して、子どもたちが視覚障害についての理解を深めた。

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 海津市社会福祉協議会が、市内の小学4年生以上を対象に毎年開催。この日は「盲導犬ふれあいコース」に小中高生17人が参加した。

 協会の盲導犬歩行指導員の武重良太さんとフェローの実演では、武重さんが「OK」と進むよう指示し、フェローが障害物を見つけて回避する様子などを見せた。目隠しした子どもたちがフェローと一緒に歩く体験もあり、海西小学校5年の男子児童は「目隠しで歩くのは怖かったけど、フェローの誘導で安心できた」と話した。

 武重さんは「街で盲導犬に会っても声をかけたり、触ったり、食べ物を与えたりしないで」と注意点も説明。一方、視覚障害者を見かけたら「信号の色が変わったことや、何か手伝えることがないか声をかけて」と呼びかけた。フェローと触れ合う時間もあり、子どもたちは頭をなでるなどして愛らしい表情に笑顔を浮かべていた。

 県視覚障害者福祉協会海津支部長で市内でマッサージの治療院を開く伊藤政文さん(78)による講話では、子どもたちが食事や運動、着替えなど日頃の生活などについて質問。声をかけてもらえたことで危険を免れた経験を紹介し、「白杖(はくじょう)を上げているときはSOSの合図。声をかけてくれるとありがたい」と話した。

 ボランティアスクールの車いすダンスをテーマにした講座は10日午後1時30分から、同市南濃町吉田の働く女性の家で開く。問い合わせは同協議会、電話0584(55)2300。