◆さぼう遊学館で「土砂災害体験」も
かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」羽根谷だんだん公園は、養老山地に大小40ほどある谷の一つ、羽根谷一帯にある。明治時代以降に築かれた砂防施設周辺が公園として整備され、階段状に連なる石積みや、四季折々の自然を楽しめる。
岐阜、三重の県境に位置する養老山地の岐阜県側は、養老断層の活動によって急峻(きゅうしゅん)で深い谷が刻まれている。たびたび土砂災害を引き起こし、麓には扇状地が形成されてきた。
土砂災害は、住民への被害とともに、川底に土砂がたまることで、古くから東西をつなぐ重要インフラだった舟による物資輸送の妨げにもなっていた。
このため、明治時代にオランダ人技師のヨハネス・デ・レーケが、国の事業として堰堤の整備と荒廃して土砂災害が起きやすくなっていた山の緑化を提案し、整備が行われた。
羽根谷上流にある第1堰堤(えんてい)は、明治時代に築かれた国登録有形文化財。伝統的な石垣の技術を生かして巨大な割石(わりいし)が積み上げられ、城郭のような趣もある。公園内では、第1堰堤のほかにもさまざまな方法で積み上げられた石の砂防施設も見ることができる。
公園内の学習施設「県さぼう遊学館」では、土砂災害や万一の際の避難行動についても学ぶことができる。土砂災害の被害を3D映像で体験できるコーナーなどでは、土砂災害の恐ろしさや特徴を紹介。避難の基準となる避難情報が発令される仕組みや、情報を元にいち早く避難行動に移ることの大切さを分かりやすく紹介するパネルもある。
また、羽根谷の両岸には、ソメイヨシノや八重桜など約1800本が植えられており、「飛騨・美濃さくら33選」にも選ばれている。砂防の歴史に理解を深めながら、初夏のみずみずしい新緑を眺め散策ができるスポットだ。
【案内】[羽根谷だんだん公園] 住所=海津市南濃町奥条・羽沢。交通=養老鉄道駒野駅下車徒歩25分。または、名神高速道路大垣インターチェンジから約20分。県さぼう遊学館=入館無料。開館は午前9時~午後5時。休館日=毎週月曜日(月曜日が休日の場合はその翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)。問い合わせ=電話0584(55)1110。













