笠松競馬場(岐阜県羽島郡笠松町)所属の騎手や調教師らが馬券を不正購入していた事件を受け、地方競馬全国協会は27日、東京都港区の同協会で会見を開き、ファンに謝罪するとともに、地方競馬全体で取り組む再発防止策を発表した。モラルや法令遵守の意識向上、外部との不正な連絡手段の排除と監視強化、情報収集の強化などを進める。笠松競馬の事件によって傷ついた地方競馬への信頼回復に向け、全国の地方競馬場が連携して公正確保に取り組むこととなった。
かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」会見で塚田修理事長は「責任を痛感している」と陳謝し、「信頼回復に向けて再発防止策を地方競馬全体で全力でしっかりと取り組んでいく」と決意を示した。
同協会は、地方競馬場の責任者や騎手などとつくる全国公正確保対策推進会議を22日に開き、全国的に取り組むべき再発防止策を9項目にまとめた。
具体的には、法令遵守を徹底するため、地方競馬の調教師、調教師補佐、騎手の770人全員に公正確保などについての聴き取り調査や指導を行う。不正事件では、騎手らが携帯電話を使って外部と連絡を取っていたことから、騎手控室や調整ルームに通信抑制装置や電磁遮へいフィルムなどの設置したり、競馬開催期間に抜き打ちで所持品検査を行ったりする。不適格者の疑いがある者について詳細な調査や追加の面接試験を実施するなど、騎手免許や調教師免許、きゅう務員認定の厳格化を図る。また、セクハラ事案が発生していたことから、ハラスメント問題などの研修を新たに実施する。
県地方競馬組合が設けた第三者委員会がまとめた報告書によると、笠松競馬では騎手らが2012年から20年6月までに馬券をグループで購入し、13~16年の利益は約1億4千万円に上った。組合は今月21日、騎手5人と調教師3人に6カ月から5年間の競馬への関与禁止・停止の処分を出し、地方競馬全国協会は8人の免許を取り消した。













