新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、岐阜県は2日、飲食店の営業時間短縮を要請する地域に、中津川市や羽島市など7市町を追加すると決めた。期間は5~11日。既に岐阜市など9市で先行しており、対象地域は16市町に拡大する。古田肇知事は記者会見を開き、「オール岐阜で、県を挙げて警戒態勢に入ったことをご理解いただきたい」と呼び掛けた。

 拡大地域は他に、本巣市、羽島郡岐南町、笠松町、本巣郡北方町、養老郡養老町で、対象店舗が約2千店。今回の追加で県内の66・8%の飲食店を対象に、午後8時までの営業時間短縮、同7時までの酒類提供を要請することになる。拡大分は、県が政府に適用を要請している「まん延防止等重点措置」の対象地域にも加える。

 協力金は、従来と同じで店舗の規模のほか、昨年度か一昨年度の売り上げなどを考慮して段階を設ける。支給額は1日当たり2万5千~7万5千円。3、4日から前倒しして実施した場合も支給する。

 県内では1日に96人、2日に60人の新規感染者を確認。2日時点で、人口10万人当たりの新規感染者数が19・98人、病床使用率は39・9%と、いずれも国の基準でステージ3(感染急増)となっている。感染力が強い変異株による感染者も増えている。古田知事は「市町村ごとの(感染の)広がりをみると、愛知県境で目立っている。この1週間の広がりをみて追加した」と説明した。

 この日、市町村長らとのテレビ会議を踏まえて対象地域の拡大を決定した。会議ではワクチン接種についても意見交換し、古田知事は7月中の高齢者へのワクチン接種完了に向け、市町村に対し「必要であれば広域的な調整や県医師会に協力依頼を考えていきたい」と述べた。また、大型連休期間中に予定していた四つのスポーツ大会の中止、延期も明らかにした。