岐阜県警地域部は11日、今年1月から大型連休明けの5月6日までに県内で発生した山岳遭難の件数や傾向を発表した。全体では21件(前年同期比1件増)とほぼ横ばいながら、北アルプスなど主要山系を除く「低山」での遭難が15件(同3件増)と増えており、地域課は「身近な山でも登る際は十分な準備と計画を」と呼び掛けている。

かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」

 低山での遭難は山県市の古城山(407メートル)や岐阜市の金華山(329メートル)、養老郡養老町と大垣市にまたがる養老山(859メートル)などで発生。全体の約7割を占めた。同課は「低山とはいえ、山頂まで数時間かかる場合もある。午後から登り始めたり、天候を十分にチェックせず登ったり、山を甘く見ないよう気を付けてほしい」としている。

 大型連休中(4月28日~5月6日)の山岳遭難は4件。白山山系の野伏(のぶせ)ケ岳(郡上市白鳥町、1674メートル)に登山に出掛けたとみられる東京都の60代男性が行方不明となるなど、計5人が遭難した。北アルプスでの発生は昨年に続いて0件。新型コロナウイルスの流行のほか、期間中の天候不良もあり、登山者数が例年の3分の1ほどの約320人だったことが理由とみられる。