感謝状を受けた(左から)槙林優さん、廣畑湧雅さん、秋田凪生さん、伊東結菜さん=加茂署

 橋から飛び降りて自殺しようとした女性を助けたとして、岐阜県警加茂署は13日、理学療法士槙林優(まさる)さん(57)、加茂高1年伊東結菜(ゆな)さん(15)、加茂農林高1年秋田凪生(なぎは)さん(15)、可児高1年廣畑湧雅(ゆうが)さん(16)の4人に感謝状を贈った。

かんたん検索! 岐阜県・東海のイベント お出かけ情報総合サイト「ぎふっと!」

 署によると、4月20日午後5時50分ごろ、美濃加茂市の木曽川に架かる橋で、欄干の外側で泣きながらしゃがんでいる10代女性を、学校帰りの伊東さんと秋田さんが見つけた。2人がどうしたらいいか戸惑っているところに槙林さんが通り掛かり、状況を把握。「危ないよ、戻らないか」と、興奮した様子の女性を優しくなだめ続けた。

 槙林さんは、その後通り掛かった廣畑さんに向かって電話をかけるようジェスチャーをした。ピンときた廣畑さんはすぐに110番。秋田さんは、飛び降りないよう隙を見て欄干越しから女性の腰に手を回した。女性が手を振りほどこうとしなかったのを見て、槙林さんは興奮状態が冷めてきたと判断。「戻ろうか」と声を掛けると、女性は素直に応じたという。

 歩道に戻った女性を、秋田さんは警察が来るまで抱きしめ続けた。最初に発見してから5分ほど。4人の素早い判断と行動が命をつなぎとめた。

 同署で4人に感謝状を贈った小木曽智昭署長は「上手に声を掛けてもらえた。通報では状況を細かく伝えてくれたので迅速に動けた」と感謝。槙林さんは「3人の高校生が素早く反応してくれた」と話し、伊東さん、秋田さんは「命が助かって良かった」、廣畑さんは「槙林さんの的確な指示のおかげ」と振り返った。