騎馬武者行列が行われる金華橋通り=18日、岐阜市内
騎馬武者行列が行われる金華橋通り=18日、岐阜市内

 俳優の木村拓哉さんが織田信長役で馬にまたがり、岐阜市出身の伊藤英明さんも出演する11月6日の「ぎふ信長まつり」の騎馬武者行列を前に、警備を担う県警と岐阜市が神経をとがらせている。行列の観覧申し込みに、市の人口(40万3千人)を超える少なくとも約60万人が応募するなど盛り上がりを見せており、当日に何万人が訪れるか予測できない状況だ。市は警備費として3150万円を計上。県警と連携し、万全を期す。

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 「混雑状況は想像がつかない。将棋倒しが怖い」「馬が暴れたら終わりだ」。県警関係者には早くもピリピリした雰囲気が漂う。

 伊藤さんが信長役を演じた2009年は、2日間で過去最高となる計50万人が訪れた。当時、見物客が行列と一緒に歩いたため、規制線が押し出され、伊藤さんの近くまで見物客が接近する場面があったという。今回も「木村さん見たさに客が前へ前へせり出してきたら事故につながりかねない」と危機感を募らせる。

 県警と情報を共有する市は、パレードのコースを市中心部に片側2車線の道路が走る前回までの長良橋通りから、中央分離帯を挟んで片側4車線道路の金華橋通りに変えた。中央分離帯でパレードと1万5千人程度に制限する観覧エリアを分け、さらに、観覧エリアは腰の高さ程度のフェンスで16ブロックに区画し、見物客が木村さんとゴールまで移動するのを防ぐ計画を立てる。

 市はまた、警備費として約3150万円を盛り込んだ補正予算案を9月議会に提出し、可決された。警備会社にガードマンを派遣してもらうなど安全対策に重点を置く。市関係者は「やればやるほど課題は出てくるが、5月の連休明けから岐阜中署と打ち合わせを重ねてきた。無事成功を目指す」と気を引き締める。

 2人は鉄砲隊や地元の中高生などと共に約1キロを総勢150~200人規模でパレードする。