岐阜県と岐阜市は22日、県内22市町村で計82人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。感染者の累計は8059人で8千人を超えた。1日当たりの新規感染者数が100人を下回るのは2日連続だが、21日時点の入院患者は過去最多を更新する549人で、重症者も過去最も多い21人のまま。依然として医療提供体制への負荷が厳しい状況となっている。

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 21日からコロナ患者を受け入れる県内の病床数は、42床追加して781床となった。入院患者数は過去最多だが、病床使用率は21日時点で70・3%で、前日比2・8ポイント減となった。

 県は、医療現場への負担が特に厳しい中濃圏域で21日、重症者の他圏域への転院が困難となったため、圏域の中核病院である中濃厚生病院(関市)で、一般患者用に使用していた集中治療室(ICU)を急きょ、コロナ重症患者用に転用して対応したと明かした。

 県健康福祉部の堀裕行部長は「救急の重症患者の受け入れができなくなるほか、大手術後にICUに入れなくなるため、手術の一部延期をせざるを得ない状況。県内でも懸念されていた一般医療への影響が出始めている」と述べた。その上で、「感染者が減っている認識は全くない。日々、感染状況は厳しさを増している」とした。

 新たに確認されたクラスター(感染者集団)は3件。岐阜市の家族と福祉施設の利用者ら9人、恵那市の職場関連では6人、瑞穂市の家族ら5人の感染が分かった。

 拡大したクラスターは7件。過去2番目の規模となっている関市の職場関連では新たに10人の感染を確認し、115人となった。既存のクラスター1件について、このクラスターとのつながりが確認された。中部学院大(関市)の運動部クラスターでは新たに2人の感染が分かり、34人となった。

 大垣市の酒類を提供する飲食店関連の12人のクラスターは、新たな感染者が確認されず終息した。

 岐阜市は入院していた90代女性の死亡を確認したと発表した。県内の死者は計150人となった。重症者は40代が1人増えたが、20代の患者1人が人工呼吸器管理から離脱した。

 また県は、変異株陽性者について、感染の主流が変異株に置き換わっているため、22日から発表をとりやめた。

【動くグラフ】新型コロナ感染者数の推移