岐阜、長野県境の焼岳(2455メートル)が噴火し、噴火警戒レベルが引き上げられたと想定した避難訓練が12日、岐阜県高山市奥飛騨温泉郷で3年ぶりに住民が参加する形で行われた。焼岳は今年5~7月に警戒レベルが2に引き上げられ、住民にも警戒感が強まる中、訓練で改めて防災への意識を高めた。

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 市と焼岳火山防災協議会の主催で毎年行っているが、新型コロナウイルスの影響で2020、21年は住民の参加を取りやめていた。今年は住民ら約370人が参加した。

 訓練は、警戒レベル3~5が発表された想定。栃尾保育園の園児や栃尾小学校の児童は防災頭巾やヘルメットをかぶり、奥飛騨総合文化センター(同市奥飛騨温泉郷村上)に歩いて避難。地域住民らも徒歩でセンターに向かった。

 自衛隊による登山者救出訓練では、救急への受け渡しの手順を確認した。避難所の運営や、食材をポリ袋に入れて湯の入った鍋で加熱、調理するパッククッキング体験などもあった。

 参加した住民の男性(73)は「いつ噴火するか分からない。住民一人一人が訓練を繰り返し、生かせるようにしないといけない」と語った。